若冲展

 今回は殊勝にアカデミックなお話です。京都相国寺で開催された「伊藤若冲展」に行ってきました。「イトウジャクチュー」とよみます。近年めきめきと人気がでてきた江戸中期(250年くらい前)の画家で、「何でも鑑定団!」でも「おージャクチューの本物は珍しい!」とかなんとか耳にしたことがあるかもしれません。ほんとにすごい人気で会場には連日老若男女 人がおしよせ、私が行った日も暑い中 数時間に及ぶ行列となりました。

 3時間待ちの果てのメインディッシュは30枚の「動物綵絵」と3枚の「釈迦三尊像」です。「動物綵絵」は鳥・魚・虫・花が緻密にリアルに描かれています。花は色鮮やかで華麗で、鳥はなんだかなまめかしくあでやか。きれいでわかりやすい絵なので たしかにこれなら女性・若者・一般受けしそうです。江戸時代と同じように掛け並べられ、当時も6月17日のお寺の法会では一般の参詣者も見ることができたそうです。当時も3時間待ちの行列があったのかはわかりませんが。ジャクチューは「奇想の画家」と呼ばれていて、絵を見ることで現実を離れ空想の世界に遊ぶ、みたいなコンセプトらしいのですが、人の波に疲れ果ててその域には達せませんでした。「若冲展」見た人、何万人いるのかもわかりませんが、みなさんおとなしく我慢強く耐えてて感心しました。こんな苦行にお金と時間と労力を使って、仏教っぽく言うと きっとこれでひとつえらくなったんだと思いました。

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中流階級との異文化交流について

 四月もいい季節です。外に出たり 山を歩いたり 窓を開けるだけでも、桜吹雪が舞い 草木が萌えいだすパワー溢れる自然界。このパワー、もらわない手はありません。

 そんな春たけなわの候、昔の友人が住む大分へ旅行にいってきました。さて、私は方向音痴のため 車で遠くや知らない所へは行けません。しかし歩いての裏道怪しい道探索は大好き。てな私なのに、友人夫婦は なんだか分からないけど阿蘇の山の中でジャージー牛乳のアイスを食べてみたり、またなんだか分からないけどまぐろステーキが名物の海のほうの町へ行ってみたり、また山へいって天然酵母が名物のパン屋へ行ってみたり、とにかく端から端まで案内してくれるのです。ああありがたや。旦那は公務員、嫁は派遣社員(旦那の転勤先へついて回らねばいけないため)、車はなんだか分からないけど白のバンっぽいトヨタで 名所へ行き名物を食べ土産を買って帰る。そして翌日はデパートへ行ってショッピング。もちろんそれなりに楽しかったし感謝もしています。まじめないい人達でもあります。しかし中流の人たちってこういう生活を送ってるんですね。覚えときます。私にこれだけのもてなしができるかと言えばヒジョーに心もとない。桜吹雪の中でお茶か酒でも飲み、裏山のお散歩でも喜んでくれる人のみ、うちに遊びにきて下さい。

 

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