若冲展
今回は殊勝にアカデミックなお話です。京都相国寺で開催された「伊藤若冲展」に行ってきました。「イトウジャクチュー」とよみます。近年めきめきと人気がでてきた江戸中期(250年くらい前)の画家で、「何でも鑑定団!」でも「おージャクチューの本物は珍しい!」とかなんとか耳にしたことがあるかもしれません。ほんとにすごい人気で会場には連日老若男女 人がおしよせ、私が行った日も暑い中 数時間に及ぶ行列となりました。
3時間待ちの果てのメインディッシュは30枚の「動物綵絵」と3枚の「釈迦三尊像」です。「動物綵絵」は鳥・魚・虫・花が緻密にリアルに描かれています。花は色鮮やかで華麗で、鳥はなんだかなまめかしくあでやか。きれいでわかりやすい絵なので たしかにこれなら女性・若者・一般受けしそうです。江戸時代と同じように掛け並べられ、当時も6月17日のお寺の法会では一般の参詣者も見ることができたそうです。当時も3時間待ちの行列があったのかはわかりませんが。ジャクチューは「奇想の画家」と呼ばれていて、絵を見ることで現実を離れ空想の世界に遊ぶ、みたいなコンセプトらしいのですが、人の波に疲れ果ててその域には達せませんでした。「若冲展」見た人、何万人いるのかもわかりませんが、みなさんおとなしく我慢強く耐えてて感心しました。こんな苦行にお金と時間と労力を使って、仏教っぽく言うと きっとこれでひとつえらくなったんだと思いました。


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