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悪意のOL

昼間に家にいると、ドロドロの木曜10時ドラマの再放送にでくわします。私が見たのは内館牧子脚本の『年下の男』です。ヒロインは稲森いずみで、意中の人(高橋克典)と自分の母(風吹ジュン)が不倫する話。何年前くらいかは定かではありませんが、いっとき内館シリーズのドロドロもんがはやりましたね。『都合のいい女』とか『週末婚』とか。

内館牧子の本でよく描かれてるなあと関心するのは普通のOLの悪意です。会社が女を意地悪にするのか、それとも女性の集団のせいか?私は本来集団行動をすると酸欠になりそうなくらい苦しくなるので、自己防衛のためなるべく集団には近寄りません。集団でおしゃべりしてる女性グループには笑顔であいさつしてそそくさと立ち去り、心の中で「ブス連、うるせー」と捨てゼリフです。まあブス連は好んでおしゃべりしてるからいいとして、悪意のOLは深刻です。給料と保障で飼いならされてる独特の閉塞感。そこにいなきゃいけない我慢で性格がつっかえてひねくれてしまうのか。私がOLのときはかなりリアルに感じていました。私は根性なしだからそうそうにドロップアウトしたけど、でも勤め続けてたらボーナス額はこれくらい?なんて勘定してしまう自分もいます。ボーナスか悪意のない暮らしか。人によって選択肢はさまざまでしょうが、悪意って自分も人も蝕んで、きっと私の中では何にも生み出さないから。私は命びろいしたとさえ思っています。

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