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触らぬ神に祟りなし

少し前のニュースで「奄美大島の老婆が自宅で死亡。自殺と他殺の両方で捜査中」というのがありました。その時は 物取りかお金目当ての強盗だろうとちらっと思ってそのまま流したのですが、数日後のその続報でちょっと驚きました。その女性は地元ではユタと呼ばれる存在だったらしいと。確か今は平成20年のはず。不謹慎を覚悟で なかなかのカルチャーショックです。奄美大島に旅行に行ってリアルに島の空気を吸ったような気分になりました。今の生活からいきなり遠い島に瞬間移動したみたいに。

想像するに、奄美大島って海と山と木がいっぱいで自然のエネルギーに溢れる島なんだろうな、と。そんな場所では人間の力より自然の力の方がずっと強くて そこに住む人々って実際に話してる人間の声の他にいろんな音を聴くことができるのかもしれません。今の私の生活は、自分で自分の世話をやくのに手一杯です。特に耳が一杯一杯で、あまりにも私の見解と違う意見を言われたり 違う考え方をする人からの意見には「ちっ(舌打ち)、うるさい、黙れ」という心の声が響き渡ります。「夜爪を切るな」っていうタイプの人(おばあちゃん)には、「昔は明かりをともすための油が高価だったから庶民は暗い明かりで夜を過ごしてたので手元が危なくないように爪を切るなって言ったんですよね。今になっては無意味なことですけど」と口答えしたくてうずうずする私です。こんな人は奄美ではとうてい暮らしていけないでしょう。奄美大島の人も私と話したら「黙れ、帰れ」って思うでしょうし。結局お互い「触らぬ神に祟りなし」ってことで島は旅行だけの楽しみにとどめとくのがよろしいようで。

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追悼 筑紫哲也

きのうのニュースは寂しい気持ちになりました。最近は早寝になったけど、「ニュース23」の習慣はもう15年程にもなります。追悼ニュースでは知らなかった基本的情報もありました。筑紫哲也って朝日新聞の記者だったんですね。ウィキペディア情報では いろんな団体や政治家とのつながりがあったとも。なかなかのクセモノだったのですね。だから私は好きだったのかも。「リベラル派」だったもと書いてありました。リベラルって「自由主義」だそうです。そういえば多事争論でも「夜警国家」とかよく言ってました。

そして一日3箱煙草を吸うヘビースモーカーだったとか(ちなみにハイライトとマルボロ赤)。いかにも。テレビの画面からも煙草の香りが漂ってきそうな風貌でした。そんなこともあって、私は筑紫哲也にかなり肉親的父性的な感情を持っていました。このニュースについて筑紫哲也ならどんな感想を持つだろうかなど。そしてその感想に最終的には賛成して頼ってしまう存在。つまり思考停止。でもこれってあんまりよろしくない状況です。これからは自立して少しは自分の頭で考えなさい、っていうのが最後に筑紫さんからもらったメッセージだったような気がしています。

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読書の日々

今週読んだ本は衝撃でした。中村うさぎ『私という病』。私が見かけたのは平積みの文庫本ですが、単行本は平成18年3月刊行ということでした。帯には「衝撃のデリヘル嬢体験記」。ほんとにやってます。週刊誌に掲載されたときはかなり話題になったようでしたが、私はそんなことちっとも知りませんでした。東電OLの存在が背景にあったそうでした。

今まで読んだ中村うさぎの著書の中でダントツに筆圧の強い本。シャネルもホストも美容整形への情熱もこんなに強い握力で握ってきたんだなあと思いました。強く握りすぎて自分の手から血を流してしまうほど。お気に入りのホストからひどい扱いを受けて味わった ナマリの塊を飲み込んだような冷え冷えとした絶望感。また東電OLを知る人は「彼女は闇のようなオーラを放っていて、彼女が黙って隣に座っているだけで彼女からにじみ出てくる闇にこちらが侵食されてしまうような・・・」と語りました。

夜がとっぷり暮れてから車で大きな橋を渡りました。川の水は真っ黒で冷たそうで流れも速い。昼間はのどかで明るくて楽しい景色の川なのです。この本は夜の方の川を見た気分です。ヘタレな私は普段見て見ぬふりをしてる景色。「見てはいけないものを見てしまった」気分。著者は見ずにはいられなかったのでしょう。恐るべし中村うさぎ。

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